正しいSEOキーワード選定の方法を知りたいです。
コンテンツの質は高いはずなのに、全然アクセスが増えなくて困っています。
SEOの力でサイト集客を成功させたいです。
こんなお悩みを解決します。
おそらく、この記事を読んでいるあなたも、SEOでサイト集客を成功させたいと考えているのではないでしょうか?
SEOは、キーワード選定が命です。
良質なコンテンツを作っても、狙うべきキーワードでSEO検索順位をあげられないとサイトアクセスは狙えません。
本記事では、そんなSEOキーワードの選び方をわかりやすくご紹介しています。
ぶっちゃけ、本質を理解できれば、キーワード選定は難しくありません。
この記事を読み終えると、あなたも自分の力でSEOキーワードの選定が上手にできるようになりますよ。
キーワードを選んだあとのことまで解説してますので、安心してください。
前置きが長くなりました。
それでは、キーワードの選び方を解説していきます。
手順①:サイトが狙うべきキーワード候補を出す
まずはキーワード候補を見つけます。
今回はイメージしやすいように事例を出しつつ解説します。
例えば、以下のようなサイトを事例に考えてみます。
・サイト:おしゃれな家具ECサイト
・ジャンル:家具全般
・ターゲット:1人暮らしの人
上記のサイトを事例に話を進めていきます。
家具販売のECサイトをイメージしてみてください。
では、キーワード候補を出していきたいのですが、その前に。
そもそも、どんなキーワードを狙うべきか考えておく必要があります。
サイトが狙うべきキーワード候補とは?
SEOの目的は、サイト集客です。
そして、キーワードを選定する理由としては、来てほしいユーザーに、アクセスしてもらうためです。
例えば、家具ECサイトの目的は家具を売ることですので、ネットでいい家具を探している、見込み顧客が来てくれると助かります。
具体的には、「1人暮らし 家具 おすすめ」とかのキーワードで1位を取れると、数は少なくてもいくつか家具は売れると思います。
このように、サイトの運営目的によって、狙うべきキーワードが定まります。
最初は思いつきでキーワードを出してOK
サイトにまつわるキーワードをあげていきましょう。
最初から、SEOキーワードとして妥当性があるかは、考えなくてもOKです。
例えば、
・「家具 おすすめ」
・「1人暮らし 家具」
・「おしゃれ 家具」
・「モテる 家具」
こんな感じでザックリとキーワードを出します。
思いつきで出したキーワードはどこかにメモっておきましょう。
実際にキーワード検索して、結果を見てみる
キーワードをGoogleで検索してみましょう。
例えば、「1人暮らし 家具」でGoogle検索をしてみると、以下のような検索結果になりました。
検索結果の上位はこんな感じです。
1位:ECサイト(販売ページ)
2位:メディア(記事ページ)
3位:ECサイト(記事ページ)
イメージとしては、3位のECサイトが運営する、メディア記事の位置なら、狙えそうです。
同時に、どんな内容の記事が上位に来てるかも、考えてみましょう。
・「部屋のレイアウトを教える記事だな」
・「部屋のコーディネートを知れる記事だな」
みたいな感想を持ちつつ、全体を眺める感じですね。
記事を書くときの「検索意図」をつかむ練習にもなります。
手順②:コンテンツ化するキーワードを絞り込む
次は、ざっくり出したキーワードを、絞り込んでいきます。
キーワードを絞り込む手順は、
①:関連キーワード取得ツールでサジェストワードを取得
②:Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調査する
の2つです。
①:関連キーワード取得ツールでサジェストワードを取得
関連性の高いキーワードをツールで調べます。
理由としては、SEOキーワードの抜け漏れを防ぐためです。
SEOお役立ちツール:関連キーワード取得ツール
関連キーワード取得ツールを使うと、サジェストキーワードと関連ワードを、両方調べることができます。
左上のキーワードは、「サジェストキーワード」を呼ばれており、Googleが検索するときに予測して出してくれる、候補キーワードのことです。
また、50音+アルファベット順で、関連性の高いキーワードを一緒に取得してくれます。
さらに、「Yahoo知恵袋」や「教えて!Goo」の質問内容もあわせて表示されるので、どんな検索ニーズがあるかチェックするときに使えますよ。
②:Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調査する
②:Googleキーワードプランナーで検索ボリュームを調査する
関連キーワード取得ツールでキーワードを調べたら、Googleキーワードプランナーを使って、検索ボリュームを調査します。
検索ボリュームとは、1ヶ月間に検索された回数のことです。
例えば、検索ボリュームの多いキーワードで、SEO1位をとれば大量のアクセスを期待できます。
しかし、競合も強いため、適切なキーワードを狙う必要が、あるわけです。
つまり、SEOでアクセスを集めるためには
・適切な検索ボリュームを見つけて、
・記事を書いて関連記事をためつつ、
・ボリュームの多いキーワードを取りにいく
のが王道という感じです。
どうでしょうか?
ぼんやりとイメージをつかめたら、バッチリです。
SEOお役立ちツール:Googleキーワードプランナー
Google広告の中にあるサービスでして、検索ボリュームを調べられます。
どのキーワードを、どうやって調べるかというと、関連キーワード取得ツールの「全キーワードリスト(重複除去)」を全選択して、コピペすればOKです。
コピーできたら、キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」というところに、ペーストします。
そうすると、こんな画面になり、過去の指標をクリックして、検索ボリューム順に並べ替えします。(月間平均検索ボリュームというところをクリックすればOKです。)
こんな感じになればOKです。
関連キーワード取得ツールで調べた、キーワードの検索ボリュームがわかりました。
右上の下向きの矢印のボタンを押して、ダウンロードしておきましょう。
※Google広告に課金してないと、検索ボリュームが、かなりアバウトになります。
月200円ほどの課金で詳しい検索ボリュームを出した方は、キーワードプランナーに広告費を払い月間平均検索ボリューム数を詳細化させる方法(外部リンク)をご覧ください。
手順③:キーワードを分類して優先度を決める
続いて、検索ボリュームを取得した、サジェストキーワードを分類して、コンテンツ制作の優先度を決めていきます。
キーワード分類の順番は、
①:キーワードを分類して整理する【入れ子構造】
②:検索ボリューム100〜1,000のキーワードが高優先度
という感じです。
①:キーワードを分類して整理する【入れ子構造】
キーワード整理には、エクセル(もしくはGoogleスプレッドシート)が便利です。
ダウンロードしたキーワードを、エクセルやGoogleスプレッドシートに、アップロードします。
そもそもの、検索ボリュームが少ないのですが、イメージはできるかと思います。
よくみると分かるのですが、キーワードは「入れ子構造」になっています。
※「入れ子構造」はマトリョーシカのように、大きい概念の中に、小さい概念が入っている、構造のことです。
例えば、
「一人暮らし おすすめ 家具」
「一人暮らし 家具 おすすめ 女性」
「一人暮らし 家具 おすすめ 店」
などです。
「一人暮らし おすすめ 家具」の検索結果には、「一人暮らし 家具 おすすめ 女性」や「一人暮らし 家具 おすすめ 店」も含まれるため、検索ボリュームが「入れ子構造」になっています。
また、キーワード整理のポイントは、
・検索ニーズが近いものを、同じ色でまとめる
・狙わないキーワードはグレーでまとめておく
の2点でして、あとは記事を作成していく感じです。
自分でキーワード整理しているうちに、感覚をつかめるはずです。
今はわからないかもですが、次でしっかり説明していきます。
②:検索ボリューム100〜1,000のキーワードが高優先度
キーワード整理が終わったら、検索ボリュームをみながら、コンテンツ作成の優先度を決めていきましょう。
優先順位をつけるポイントは、「検索ボリューム100〜1,000」です。
なぜなら、
・検索ボリューム100未満:上位は取れるが、アクセス数が少ない
・検索ボリューム1,000以上:上位を取るには、条件がある
からです。
最初は、検索ボリューム100〜1,000のキーワード1つに対して、1本の記事を作成しましょう。
1キーワードで、2本以上の記事を作るのは、原則NGです。
しかし、実際にキーワードを出してみるとわかりますが、100以下のキーワードでも、上位を取ると売上に繋がるものもあります。
ダウンロードした、スプレッドシートの「競合性」を見てほしいのですが、「高」となっているのは、他のサイトも上位を狙っているキーワードです。
例えば、
「一人暮らし 家具 おすすめ 女性」は、検索ボリューム40ですが、「競合性」は「高」です。
また、「入札価格」は「306」ですが、これは広告出稿の単価ですが、1クリックを獲得するのに、306円かかるときもある、ということです。
つまり、検索ボリュームが少なくても、「一人暮らし 家具 おすすめ 女性」で上位をとると、サイト売上につながるキーワードであると、予想できます。
まずは、検索ボリューム100〜1,000で優先度を決めつつ、それ以外でも、売上につながるキーワードの優先順位はあげてOKです。
※コンテンツ制作のところを読めば、理解が深まるので、読み進めてみてください。
手順④:キーワードを元にコンテンツを制作する
最後のステップは、コンテンツ制作です。
基本的に、1つのキーワードに対して、1つの記事を書きます。
コンテンツ制作の手順は、
①:想定読者と検索意図を決めて記事を書く
②:検索ボリュームの多い記事に内部リンクを設置
③:ロングテールキーワードも書いていく
の3つです。
①:想定読者と検索意図を決めて記事を書く
制作する記事のキーワードを決めたら、
・想定読者:読んでくれる読者のイメージ
・検索意図:読者が本質的に何を知りたいか
を考えていきましょう。
例えば、「一人暮らし 家具 おすすめ」で考えてみます。
想定読者は、一人暮らしを始める予定の人ですね。
検索意図は、サジェストワードや、検索結果を見つつ考えてみます。
サジェストキーワードをみると、
・安い:価格が安めの家具
・女性:女性むけ
・便利:機能性が高い
というニーズがわかります。
実際の検索結果は以下のとおりです。
上位記事の切り口として、
・おすすめ〇選
・コーディネート
・コンパクトな家具
あたりが目に入りますね。
上記を踏まえつつ、検索意図を考えてみました。
顕在的ニーズ
・一人暮らしにピッタリの、コスパがよい家具の選び方を知りたい。
・おしゃれなインテリアコーディネートの方法を教えてほしい。
潜在的ニーズ
・一人暮らしの家具選びを成功させたい
こんな感じでしょうか?
ちなみに、顕在的ニーズとは、すでに目に見えているニーズで、サジェストキーワードや検索結果から、わかります。
また、潜在的ニーズとは、読者すら気づいていない、本質的に知りたいことです。
今回であれば、一人暮らしの家具をうまく選ぶことで、一人暮らしを成功させたい欲求ですね。
「想定読者」と「検索意図」が決まったら、実際に記事を書いていきましょう。
「記事の書き方について詳しく知りたい」という方は、ブログアフィリエイト記事の書き方【見本公開】をご覧ください。
②:検索ボリュームの多い記事に内部リンクを設置
SEO上位を目指すなら、関連記事を増やします。
なぜなら、検索ボリュームの多い記事では、記事単体でSEO上位をとるのが、難しいからです。
このとき、Googleに関連記事として認識してもらうために、内部リンクを張って、ツリー構造を意識すると、SEO的にGOODです。
ツリー構造とは、上記のようなイメージです。
1つのキーワードから枝分かれして、派生のキーワードにつながっているため、木を模したツリー構造と呼ばれています。
具体的には、「家具 おすすめ」の記事の中で、検索ボリュームの小さい記事を、関連記事として紹介していくとOKです。
関連記事を増やして、内部リンクを設置していきましょう。
③:ロングテールキーワードも書いていく
検索ボリュームの多い、ビッグワードで上位表示を狙いたいなら、ロングテールキーワードを狙うのがおすすめです。
上記のように、メジャーではないが、ニーズはあるニッチなキーワードを、ロングテールキーワードといいます。
内部リンクのところで、「関連記事を増やす」というお話をしましたが、ロングテールキーワードを狙うと、関連記事が増えていきます。
>> ロングテールキーワードの選び方を解説【SEO効果あり】
SEOキーワードを選んだあとにやるべきこと
コンテンツ制作の後にやるべきことをご紹介します。
答え合わせはSEO検索順位チェックで確認
SEOキーワードは、順位計測しましょう。
記事公開してから2ヶ月ほど経つと、順位変動がなくなり、測定結果を信用できます。
ちなみに、当ブログおすすめのSEO順位検索ツールは、「Rank Tracker」です。
>> Rank Trackerは最高のSEO検索順位チェックツール!価格や使い方も解説!
順位によって、その後の対応も変わります。
今回は、3つの順位パターンで、結果の意味あいと、対応策をお伝えします。
※順位測定には、Rank Trackerを使用しています。
50位圏外の場合、記事内容と狙ったキーワードがズレている可能性が高いです。
解決策としては、同じキーワードで新規記事を作り、301リダイレクトするのがおすすめです。
>> 【WordPress】301リダイレクトする方法を解説【評価を引き継ぐ設定の仕方】
新規記事をつくるときは、「想定読者」と「検索意図」を、もう一度調べてから、記事ボリュームを増やすなど、工夫してみましょう。
30位以内は、上位表示の可能性ありです。
リライトすることで、効果的に記事改善できます。
>> ブログをリライトしてSEO上位を狙うコツ【具体的な対策】
うまく改善できると、10位以内を目指せるので、自信を持ちましょう。
しかし、検索ボリュームが、1,000以上だと、記事1本では上位表示は厳しい可能性があります。
この場合、ロングテールキーワードを狙いつつ、関連記事を増やして内部リンクを貼りましょう。
10位以内の記事は、すでにSEOがGOODな状態です。
残りの上位記事との戦いになりまして、
・ドメインの強さ
・被リンクの数
・サイテーション
などの自分でコントロールしにくい領域で差がつきます。
※ドメインの強さ:Mozというツールで測れます。
※被リンク:外部のサイトから、リンクを貼ってもらうこと。
※サイテーション:サイトがネット上で話題になること。
まずは、30位以内と同様に、リライトして様子見しましょう。
それでも上がらないようであれば、SNSを活用して被リンクをもらったり、サイテーションで評価される施策がおすすめです。
SEOキーワードは定期的にアップデートする
キーワードは定期的に更新しましょう。
カテゴリーによりますが、「コンテンツ制作+リライトが1クールまわるくらい」がいいので、3~4ヶ月に1回ほどで大丈夫です。
・新しいキーワードの発見
・検索ニーズ/検索意図の変化
・より効果的なキーワード整理を発見する
上記のようなメリットがあります。
特に、新しいキーワードを発見できれば、他サイトよりも早く上位表示を狙うことができ、情報の新鮮度もあがります。
また、キーワード整理は、やればやるほど上達していくので、定期的にアップデートで質を高めましょう。
ビッグワードの攻略は関連記事を増やす
すでにご紹介済みです。
ビッグワードで上位表示したいなら、記事単体ではなく関連記事を投下していきましょう。
まとめ:SEOは終わりなき陣取り合戦【根気が必要】
本記事の内容をまとめます。
SEOキーワード選定のステップは、
・手順①:サイトが狙うべきキーワード候補を出す
・手順②:コンテンツ化するキーワードを絞り込む
・手順③:キーワードを分類して優先度を決める
・手順④:キーワードを元にコンテンツを制作する
の4つの手順を踏みましょう。
SEOはキーワードの陣取り合戦です。
キーワードを意識せずに、どれだけ質の高い記事を書いても、アクセスは集まりません。
Googleがアップデートを行ったり、競合が増えたりと、終わりなき戦いですが、コツコツと積み上げていけば、着実に成果のあがる分野でもあります。
今回の記事を読みつつ、実際に手を動かしてみてください。
今回は以上です。