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【転職】ケアマネジャーの仕事内容について解説【平均年収420万円】

2023年3月18日

悩む人

・ケアマネジャーとして転職するにはどうすればいいの。

・ケアマネジャーの仕事の内容を知りたい。

・実際にケアマネジャーの年収はどうなの。

このような疑問について解説します。

ケアマネジャーへの転職を検討していても、実際の仕事内容や年収がわからない。

出典:「平成30年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省)

厚生労働省が行った「平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果」によると、ケアマネジャーの平均月収は常勤で約35万円、そこから推測される平均年収は約420万円です。
別途賞与などは勤務先の規定によって異なり、働き方でも収入が異なります。
参考:厚生労働省│平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

ケアマネジャーは、やりがいを感じる仕事内容が多いです。

おすすめは、転職エージェントを活用して効率よく希望の転職を実現できます。

未経験で心配な方は、まずはこちらの【ケアマネ向け】未経験でも求人採用されるのか【転職成功法】をご覧ください。

また、早速転職エージェントを利用したい方は、ケアマネジャーの転職におすすめ転職エージェント【9選】をご覧ください。

本記事では、ケアマネジャーの仕事内容について解説します。

わたしは、ケアマネジャーとして従事しているので、一緒にみていきましょう。

Masatoshi

ケアマネジャーの仕事内容とは

ケアマネジャーは、介護業界で欠かせない存在です。

ケアマネジャーの特徴

ケアマネジャーは、「介護支援専門員」が正式名称です。

介護保険制度に基づいて利用者に対してケアマネジメントの役割を果たすをしています。

介護保険利用者やその家族が最適な介護サービスを受けられるように、ケアプランを作成するのが主な仕事です。

経験やスキル・資格が必須の職種なので、ケアマネジャーは介護業界のプロフェッショナルともいえるでしょう。

利用者が地域社会による見守りや支援を受けながら、地域での望ましい生活の維持継続を阻害するさまざまな複合的な生活課題(ニーズ)に対して、生活の目標を明らかにし、課題解決に至る道筋と方向を明らかにして、地域社会にある資源の活用・改善・開発をとおして、総合的かつ効率的に継続して利用者のニーズに基づく課題解決を図っていくプロセスと、それを支えるシステム。
ケアマネジメントの目的は、要援護者の自立を促進・支援することとされる。
引用:厚生労働省「相談支援の手引き 第1章ケアマネジメントの基本」

簡単にいうと、利用者の「有する能力」に応じた日常生活を営むことを求めており、人間の尊厳を示す「自己決定」や「自立」という権利をもっているからということです。

Masatoshi

ケアマネジャーの勤め先は2つ

ケアマネジャーの勤め先は、主に2つ。

ケアマネジャーの勤め先

それぞれの職場で働くケアマネージャーは、「居宅ケアマネ」「施設ケアマネ」と総称されます。

勤務先だけでなく仕事内容も異なります。

施設ケアマネは、勤務する介護施設によって仕事内容が異なります。

ただし、福利厚生や待遇など好条件の施設が多いです。

ケアマネジャーの主な5つの業務内容

ケアマネジャーの業務は主に5つ

  • 利用者や家族との面談・相談対応
  • 要介護認定の申請代行
  • ケアプランの作成
  • 介護サービスの提供
  • 給付管理業務

順番に解説していきますね。

利用者や家族との面談・相談対応

ケアマネジャーの業務内容で、利用者に対して最初に実施するのが面談・相談対応です。

ケアマネジャーと利用者の信頼関係構築や、提供するサービスの確認のため、初回だけでなくサービス提供中にも定期的に実施します。

要介護認定の申請代行

介護保険による介護サービスは利用前に、要介護・要支援の認定を受けなければなりません。

なぜなら、ケアマネジャーは、利用者やその家族に代わって、認定を受けるための代理申請が可能だからです。

厚生労働省令(運営基準)において、被保険者からの依頼があれば特別な事情がない限り、ケアマネジャーは協力が義務付けられています。

ケアプランの作成

利用者ごとに適切な介護サービスを提供できるように、健康状態や希望を踏まえてサービスの内容を決める計画書がケアプランです。

ケアプランは、作成すれば終わりではなく、定期的な面談でその都度適切な計画に変更し、利用者や家族からの同意を得なければ介護サービスを提供できません。

介護サービスの提供

ケアマネジャーは、ケアプランの作成だけでなく、介護サービスの提供も業務の1つです。

適切な介護サービスを提供できているかの確認で利用者の自宅に訪問したり、従業員の欠勤の際は人員補充として急遽対応したりします。

定期モニタリングを実施しなければならない。

給付管理業務

利用者が介護保険サービスを利用する際に、ケアマネジャーは利用者負担分を引いた利用料を国民健康保険団体連合会に請求しなければならない。

お金に関する手続きなので、少しでもミスをしてしまうと事業所だけでなくサービス利用者にも迷惑をかけてしまう。

ケアマネジャーの選定方法

ケアマネジャーは、施設の特徴・得意分野・対応力などから、利用者に合うケアマネジャーを探されています。

ケアマネジャーは、「医療」「福祉」「保健」「介護」の分野で活躍しているので、求めるサービスの分野に強い人を選びましょう。

また、人柄や対応力で相性の良いケアマネージャーを選ぶのも、安心してサービスを利用するためには欠かせません。

ケアマネジャーの年収・給与

最新の統計によると、厚生労働省の令和3年度「介護従事者処遇状況等調査結果」から、ケアマネジャーの平均年収・給与は下記の通りです。

出典:厚生労働省の令和3年度「介護従事者処遇状況等調査結果」

ケアマネジャーの平均年収は約425万円で、平成20年の366万円と比較すると60万円増加しています。

そのため、ケアマネジャーは在籍場所によって夜勤の有無が異なるため、居宅ケアマネよりも施設ケアマネの方が年収は高くなる傾向です。

また、介護業界は少子高齢化の影響で今後も成長すると予想されているため、将来性が高くさらに年収アップが期待されています。

ケアマネジャーの3つのやりがい

ここでは、ケアマネジャーの3つのやりがいを紹介します。

ケアマネジャーの3つのやりがい

  • 利用者やその家族から直接感謝される
  • ライフスタイルに合わせて働ける
  • 年齢を重ねても働き続けられる

利用者やその家族から直接感謝される

初回面談から、定期モニタリング、介護保険サービスの相談を直接行うからです。

そのため、利用者やその家族の希望を叶えること、不安や悩みを解決することで、直接感謝される場面が多い。

モチベーションになるため、自己研鑽することにも直結します。

ライフスタイルに合わせて働ける

医療、福祉の中でも相談支援業務を得意としているため、直接支援でなく間接支援です。

コミュニケーションをとりながら進めていくため、身体にかかる直接的な負担は少ない職業でもある。

したがって、ワークライフバランスに優れているところがあります。

年齢を重ねても働き続けられる

長く仕事をしていきたいと考えると日勤が中心の仕事でもあります。

そのため、年齢を重ねても生活習慣に応じた業務が行えるところです。

楽ではないかもしれません。

しかし、自分のペースで働きたいなら、ケアマネジャーを目指すことをおすすめします。

ケアマネジャーになる方法

ここからは、ケアマネジャーを目指す手順を紹介します。

ケアマネジャーになるための方法

  • ケアマネジャー資格試験を受験し合格する
  • ケアマネジャー取得後、転職エージェントへ登録する

ケアマネジャー資格試験を受験し合格する

ケアマネジャーになるには、ケアマネジャー試験(介護支援専門員実務研修受講試験)に合格して研修を受講しなければなりません。

指定業務に定められた期間就いていれば受験資格が得られます。

具体的には、医師、歯科医師、看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士などの実務、または生活相談員、支援相談員、相談支援専門員などの相談援助業務を5年以上かつ900日以上経験しなければなりません。

2017年までは、介護職員初任者研修の資格を有し、かつ5年の実務経験がある場合、または資格がなくても10年以上の実務経験がある場合でも受験資格を得られましたが、2018年からは受験資格を得られる条件が狭まり、これらの場合には資格を得られなくなっています。

参考までに、わたしは2018年10月に受験しました。2018年3月に受験する手順がわからなかったので、対策としてユーキャンのぴったり講座診断を利用し、一発合格することができたよ。

Masatoshi

ケアマネジャー取得後、転職エージェントへ登録する

ケアマネジャーへの転職を効率よく進めるには、転職エージェントの利用がおすすめです。

転職エージェントは公開求人だけでなく、非公開求人・独占求人も紹介してくれるので2~3社併用すると求人の選択肢が広がります。

それぞれ得意な求人は異なるので、比較検討して自分に合ったサービスを利用しましょう。

転職サイト、転職エージェントについて、こちらの【ケアマネ向け】未経験でも求人採用されるのか【転職成功法】をご覧ください。

まとめ:ケアマネジャーに効率よく転職成功

ケアマネジャーの業務は主に5つ

  • 利用者や家族との面談・相談対応
  • 要介護認定の申請代行
  • ケアプランの作成
  • 介護サービスの提供
  • 給付管理業務

ケアマネジャーになるには、ケアマネジャー試験の合格が必須で、受験するには5年以上の経験が求められる。

まずは転職エージェントを利用して介護職に就くのがおすすめです。

ケアマネジャーは、利用者と関わるだけでなく、ケアプランの作成や給付管理など様々な仕事内容があり、やりがいを持って働けます。

介護未経験の人も資格を取得した人も、ケアマネジャーへの転職に強いエージェントを上手く活用し、希望の転職を成功させましょう。

転職エージェントで転職を確実にしたい方は、ケアマネジャーの転職におすすめ転職エージェント【9選】をご覧ください。

今回は、以上です。

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